東京マーケットダイジェスト・23日 円高・株高

(23日15時時点)
ドル円:1ドル=145.68円(前営業日NY終値比▲0.61円)
ユーロ円:1ユーロ=162.07円(▲0.49円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1125ドル(△0.0013ドル)
日経平均株価:38364.27円(前営業日比△153.26円)
東証株価指数(TOPIX):2684.72(△13.32)
債券先物9月物:144.64円(▲0.24円)
新発10年物国債利回り:0.890%(△0.020%)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25500%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)  
        <発表値>  <前回発表値>
7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
前年同月比    2.7%      2.6%
7月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)
前年同月比    1.9%      2.2%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は弱含み。植田日銀総裁が衆議院財務金融委員会で見通し通りに実現する確度が高まれば「金融緩和の度合いを調整していく」、「円安が見通しとそのリスクに影響を与えることもありえる」などと発言すると売りが強まり、一時145.30円まで下落した。
 ただ、一巡後は下げ渋る動きに。日経平均株価が底堅く推移したうえ、午後の答弁で日銀総裁が「金融政策の考え方で内田日銀副総裁との違いはない。内田日銀副総裁の発言は適切だった」と発言したことも支えに145.90円付近まで持ち直した。

・ユーロ円も弱含み。ドル円と同様に日銀総裁の発言に上下する展開となった。一時161.69円まで下落し、その後の戻りは162.30円台までにとどまった。

・ユーロドルは小高い。ドル円の下落に伴う買いが入り、一時1.1129ドルまで値を上げたが、東京市場では総じて動きは鈍かった。

・日経平均株価は続伸。小高く始まったが、植田日銀総裁の発言を受けて円高が進むと次第に売りが優勢となり、指数は160円ほど下落した。ただ、午後に入ると押し目買いが入りプラス圏を回復し、210円超高まで上昇するなど一進一退の動きとなった。

・債券先物相場は続落。前日に米国債価格が下落した流れを引き継いで安く始まった。その後も戻りが鈍いまま、一時144.55円まで下げ幅を広げた。


(越後)
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