26日香港株=反発か、米FRB議長の利下げ示唆が支え

 週明け26日の香港市場は反発か。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言を受け、米利下げ観測が一段と高まりそうだ。前週末に米長期金利が低下し、米株式相場が上昇したことで、香港の投資家も運用リスクを取りやすくなるだろう。

 パウエル議長は23日にカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)で講演し、利下げの時期や幅を明確に示さなかったものの、「政策を転換(調整)する時が来た」と語った。米長期金利の指標となる米10年債利回りは前日終値(3.862%)より低い3.795%に低下した。

 決算発表や業績見通しを手掛かりとする個別物色が引き続き活発と予想される。きょうはハンセン指数構成銘柄の康師傅控股(00322)とペトロチャイナ(00857)が2024年6月中間決算を発表する。

 23日のNY株式相場はダウ平均が反発し、7月17日以来の4万1000米ドル台回復となった。S&P500とナスダック総合も大幅に反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(09988)とテンセント(00700)、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が下回って引けた。
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