東京外国為替市場概況・8時 ドル円、売り先行

 26日の東京外国為替市場でドル円は売り先行。8時時点では143.86円とニューヨーク市場の終値(144.37円)と比べて51銭程度のドル安水準だった。米利下げ観測の高まりから先週末のNY市場で大幅下落した流れを引き継いで売られて始まった。中東情勢の悪化も嫌気されて先週末安値の144.05円を下抜けて143.73円まで値を下げた。
 なお、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは25日、イスラエルによる最高幹部殺害の報復として、同国に対し320発以上のロケット弾を発射したとの声明を発表している。

 ユーロ円も売り先行。8時時点では160.99円とニューヨーク市場の終値(161.58円)と比べて59銭程度のユーロ安水準だった。中東情勢の緊迫化などを材料視に円高が進んだ流れに沿って一時160.86円まで下落している。なお、先週末のCME日経平均先物は大証終値比80円安の38330円で引けている。

 ユーロドルは8時時点では1.1191ドルとニューヨーク市場の終値(1.1192ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの取引が中心となったため、早朝取引では1.11ドル台後半での静かな動き。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.73円 - 144.34円
ユーロドル:1.1187ドル - 1.1196ドル
ユーロ円:160.86円 - 161.55円


(越後)
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