NYマーケットダイジェスト・27日 ダウ史上最高値・原油安・ドル安
(27日終値)
ドル・円相場:1ドル=143.96円(前営業日比▲0.57円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.02円(▲0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1184ドル(△0.0023ドル)
ダウ工業株30種平均:41250.50ドル(△9.98ドル)
ナスダック総合株価指数:17754.82(△29.05)
10年物米国債利回り:3.82%(△0.01%)
WTI原油先物10月限:1バレル=75.53ドル(▲1.89ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2552.9ドル(▲2.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4-6月期米住宅価格指数
(前期比) 0.9% 1.1%
6月米住宅価格指数
(前月比) ▲0.1% 0.0%
6月米ケース・シラー住宅価格指数
(前年比) 6.5% 6.9%・改
8月米消費者信頼感指数
103.3 101.9・改
8月米リッチモンド連銀製造業景気指数
▲19 ▲17
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が前週末23日にジャクソンホール会議で講演し、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ開始をほぼ明言。この日も円買い・ドル売りが入りやすい地合いとなった。4時前には一時143.92円と日通し安値を更新した。米2年債の入札後に同利回りが低下幅を拡大したことも相場の重し。
なお、23時発表の8月米消費者信頼感指数は103.3と予想の100.7を上回ったものの、相場の反応は限定的だった。
・ユーロドルは反発。21時30分過ぎに一時1.1150ドルと前日の安値に面合わせしたものの、同水準がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米利下げ観測を背景にユーロ買い・ドル売りが入りやすい面もあり、4時前には1.1191ドルと日通し高値を更新した。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.51と昨年7月20日以来の低水準を記録した。
・ユーロ円は3日続落。欧州市場では一時162.18円と本日高値を付けたものの、買い一巡後は一転下落した。ドル円の下落につれた売りが出ると160.88円と本日安値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続伸し、史上最高値を更新した。明日28日のエヌビディアの決算発表を控えて様子見の投資家が多く、大きな方向感は出なかった。市場では「決算発表後のエヌビディア株が大きく動けばマーケット全体に影響を及ぼすため、積極的な売買が手控えられた」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。欧州債相場が下落すると、米国債にも売りが波及。8月米消費者信頼感指数が予想を上回ったことも相場の重しとなった。ただ、2年債入札が「好調」だったことが分かると買い戻しが入ったため、下げ渋った。
・原油先物相場は4日ぶりに反落。先週末から週初にかけて大きく値を上げた反動から売りが先行。前日の急騰材料とされた北アフリカの産油国・リビアの関連報道では、東部地域の油田で操業停止が広がっていると報じられた。もっとも、国連が認める暫定政権や国営石油会社は生産停止を確認していないとされ、供給リスクへの過度な警戒感の後退も相場の重しとなったもよう。
・金先物相場は3日ぶり小幅に反落。時間外から利益確定売りが先行し、8月米消費者信頼感指数が予想を上回ったことも重しとなった。しかしながら2540ドル割れでは下げ渋り、為替でドルが弱含むとドル建ての金に割安感が生じ、引けにかけて下げ幅を縮小した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=143.96円(前営業日比▲0.57円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=161.02円(▲0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1184ドル(△0.0023ドル)
ダウ工業株30種平均:41250.50ドル(△9.98ドル)
ナスダック総合株価指数:17754.82(△29.05)
10年物米国債利回り:3.82%(△0.01%)
WTI原油先物10月限:1バレル=75.53ドル(▲1.89ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2552.9ドル(▲2.3ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
4-6月期米住宅価格指数
(前期比) 0.9% 1.1%
6月米住宅価格指数
(前月比) ▲0.1% 0.0%
6月米ケース・シラー住宅価格指数
(前年比) 6.5% 6.9%・改
8月米消費者信頼感指数
103.3 101.9・改
8月米リッチモンド連銀製造業景気指数
▲19 ▲17
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は反落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が前週末23日にジャクソンホール会議で講演し、9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ開始をほぼ明言。この日も円買い・ドル売りが入りやすい地合いとなった。4時前には一時143.92円と日通し安値を更新した。米2年債の入札後に同利回りが低下幅を拡大したことも相場の重し。
なお、23時発表の8月米消費者信頼感指数は103.3と予想の100.7を上回ったものの、相場の反応は限定的だった。
・ユーロドルは反発。21時30分過ぎに一時1.1150ドルと前日の安値に面合わせしたものの、同水準がサポートとして働くと買い戻しが優勢に。米利下げ観測を背景にユーロ買い・ドル売りが入りやすい面もあり、4時前には1.1191ドルと日通し高値を更新した。
なお、主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.51と昨年7月20日以来の低水準を記録した。
・ユーロ円は3日続落。欧州市場では一時162.18円と本日高値を付けたものの、買い一巡後は一転下落した。ドル円の下落につれた売りが出ると160.88円と本日安値を付けた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続伸し、史上最高値を更新した。明日28日のエヌビディアの決算発表を控えて様子見の投資家が多く、大きな方向感は出なかった。市場では「決算発表後のエヌビディア株が大きく動けばマーケット全体に影響を及ぼすため、積極的な売買が手控えられた」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは続落。欧州債相場が下落すると、米国債にも売りが波及。8月米消費者信頼感指数が予想を上回ったことも相場の重しとなった。ただ、2年債入札が「好調」だったことが分かると買い戻しが入ったため、下げ渋った。
・原油先物相場は4日ぶりに反落。先週末から週初にかけて大きく値を上げた反動から売りが先行。前日の急騰材料とされた北アフリカの産油国・リビアの関連報道では、東部地域の油田で操業停止が広がっていると報じられた。もっとも、国連が認める暫定政権や国営石油会社は生産停止を確認していないとされ、供給リスクへの過度な警戒感の後退も相場の重しとなったもよう。
・金先物相場は3日ぶり小幅に反落。時間外から利益確定売りが先行し、8月米消費者信頼感指数が予想を上回ったことも重しとなった。しかしながら2540ドル割れでは下げ渋り、為替でドルが弱含むとドル建ての金に割安感が生じ、引けにかけて下げ幅を縮小した。
(中村)