NYマーケットダイジェスト・28日 株安・金利上昇・ドル高
(28日終値)
ドル・円相場:1ドル=144.59円(前営業日比△0.63円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.78円(▲0.24円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1120ドル(▲0.0064ドル)
ダウ工業株30種平均:41091.42ドル(▲159.08ドル)
ナスダック総合株価指数:17556.03(▲198.79)
10年物米国債利回り:3.83%(△0.01%)
WTI原油先物10月限:1バレル=74.52ドル(▲1.01ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2537.8ドル(▲15.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) 0.5% ▲10.1%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは反落。米利下げ観測を背景にこのところユーロ高・ドル安が進んでいたため、利益確定を目的としたユーロ売り・ドル買いが出た。月末が近づく中、ドル買いのフローが観測されると21時30分過ぎに一時1.1105ドルと日通し安値を付けた。24時前には1.1138ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。
米国の重要なインフレ指標である7月米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を30日に控えて、ポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いも出やすかった。
・ドル円は反発。本日NY市場引け後のエヌビディアの決算発表を控えて様子見ムードが強まる中、ポジション調整目的のドル買いが入った。月末が接近する中、ドル買いのフローも観測されると22時30分過ぎに一時本日高値となる145.04円まで値を上げた。
もっとも、前日の高値145.18円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米国株相場の下落や日経平均先物の失速なども相場の重しとなった。
なお、米半導体大手エヌビディアは第2四半期決算を発表。調整後の1株利益は0.68ドルと予想の0.64ドルを上回ったものの、時間外取引では一時7%超下げる場面があった。
・ユーロ円は4日続落。日本時間夕刻に一時161.32円付近まで値を上げる場面もあったが、アジア時間に付けた日通し高値161.37円手前で失速。21時前に160.45円と日通し安値を付けた。22時30分過ぎには161.22円付近まで下げ渋ったものの、戻りは鈍かった。日米株価指数の下落が相場の重しとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落。取引終了後のエヌビディアの決算発表を前に、ハイテク株中心に持ち高調整目的の売りが出た。ダウは連日で史上最高値を更新していただけに高値警戒感も強く、利益確定目的の売りも出やすかった。市場では「エヌビディア株はダウの構成銘柄ではないが、株価が大きく動けばマーケット全体に影響を及ぼすため、注目が集まっている」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。5年債入札が「好調」だったことから買いも入ったが、上値は重かった。重要なインフレ指標である7月米PCE物価指数の発表を30日に控えて、ポジション調整目的の売りが出やすかった。
・原油先物相場は続落。時間外では一時73ドル後半まで下げ幅を拡大した。エネルギー消費大国である中国の景気低迷が材料視されたとの声も聞かれた。一巡後は、油田の操業停止によるリビアからの供給リスクが蒸し返されて反発するも、75ドル台では頭を抑えられた。
・金先物相場は続落。為替でドル高が進み、ドル建て金に割高感が生じて売り圧力が強まった。もっとも、2530ドルを割り込んだところでは下げ渋った。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=144.59円(前営業日比△0.63円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.78円(▲0.24円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1120ドル(▲0.0064ドル)
ダウ工業株30種平均:41091.42ドル(▲159.08ドル)
ナスダック総合株価指数:17556.03(▲198.79)
10年物米国債利回り:3.83%(△0.01%)
WTI原油先物10月限:1バレル=74.52ドル(▲1.01ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=2537.8ドル(▲15.1ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数
(前週比) 0.5% ▲10.1%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ユーロドルは反落。米利下げ観測を背景にこのところユーロ高・ドル安が進んでいたため、利益確定を目的としたユーロ売り・ドル買いが出た。月末が近づく中、ドル買いのフローが観測されると21時30分過ぎに一時1.1105ドルと日通し安値を付けた。24時前には1.1138ドル付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。
米国の重要なインフレ指標である7月米個人消費支出(PCE)物価指数の発表を30日に控えて、ポジション調整目的のユーロ売り・ドル買いも出やすかった。
・ドル円は反発。本日NY市場引け後のエヌビディアの決算発表を控えて様子見ムードが強まる中、ポジション調整目的のドル買いが入った。月末が接近する中、ドル買いのフローも観測されると22時30分過ぎに一時本日高値となる145.04円まで値を上げた。
もっとも、前日の高値145.18円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米国株相場の下落や日経平均先物の失速なども相場の重しとなった。
なお、米半導体大手エヌビディアは第2四半期決算を発表。調整後の1株利益は0.68ドルと予想の0.64ドルを上回ったものの、時間外取引では一時7%超下げる場面があった。
・ユーロ円は4日続落。日本時間夕刻に一時161.32円付近まで値を上げる場面もあったが、アジア時間に付けた日通し高値161.37円手前で失速。21時前に160.45円と日通し安値を付けた。22時30分過ぎには161.22円付近まで下げ渋ったものの、戻りは鈍かった。日米株価指数の下落が相場の重しとなった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は4日ぶりに反落。取引終了後のエヌビディアの決算発表を前に、ハイテク株中心に持ち高調整目的の売りが出た。ダウは連日で史上最高値を更新していただけに高値警戒感も強く、利益確定目的の売りも出やすかった。市場では「エヌビディア株はダウの構成銘柄ではないが、株価が大きく動けばマーケット全体に影響を及ぼすため、注目が集まっている」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落。
・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。5年債入札が「好調」だったことから買いも入ったが、上値は重かった。重要なインフレ指標である7月米PCE物価指数の発表を30日に控えて、ポジション調整目的の売りが出やすかった。
・原油先物相場は続落。時間外では一時73ドル後半まで下げ幅を拡大した。エネルギー消費大国である中国の景気低迷が材料視されたとの声も聞かれた。一巡後は、油田の操業停止によるリビアからの供給リスクが蒸し返されて反発するも、75ドル台では頭を抑えられた。
・金先物相場は続落。為替でドル高が進み、ドル建て金に割高感が生じて売り圧力が強まった。もっとも、2530ドルを割り込んだところでは下げ渋った。
(中村)