東京マーケットダイジェスト・29日 円伸び悩み・株下げ渋り

(29日15時時点)
ドル円:1ドル=144.62円(前営業日NY終値比△0.03円)
ユーロ円:1ユーロ=161.04円(△0.26円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1134ドル(△0.0014ドル)
日経平均株価:38362.53円(前営業日比▲9.23円)
東証株価指数(TOPIX):2693.02(△0.90)
債券先物9月物:144.73円(△0.09円)
新発10年物国債利回り:0.890%(横ばい)
ユーロ円TIBOR3カ月物:0.25500%(横ばい)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)    
      <発表値> <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
  1兆5429億円の取得超 1兆8509億円の所得超・改
対内株式
   4383億円の処分超 475億円の処分超・改
8月消費動向調査(消費者態度指数、一般世帯)
       36.7     36.7

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は下げ渋り。朝方に144.22円まで下押ししたが、今週は本邦勢の参入後に連日で買い戻しが入っており、本日も同様に下値を切り上げた。仲値に向けた買いが観測されたほか、日経平均株価が400円超安から一時持ち直したことなども支えに144.86円まで反発する場面も見られた。

・ユーロ円は下値が堅い。8時過ぎに160.44円まで下落したものの、その後は日本株の下げ幅縮小などを支えに161.27円まで買い戻しが入った。また、8月ニュージーランド(NZ)ANZ企業信頼感が2014年5月以来の高水準を記録したことを好感し、NZドル円は91.17円まで上値を伸ばした。

・ユーロドルは小高い。1.11ドル台前半での狭い値幅内ながら底堅く推移し、一時1.1140ドルまで値を上げた。

・日経平均株価は3営業日ぶりに小幅反落。米半導体大手のエヌビディアが28日の決算発表後に急落すると、東京市場でも半導体関連株に売りが集まった。指数は一時400円超下押し。もっとも、売り一巡後は主力株に押し目買いが入り、後場に入ると上昇に転じる場面も見られた。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反発。前場は小安く推移していたが、2年物国債入札が「強めの結果だった」と受け止められると、債券需要の強さを意識した買い戻しが進んだ。

(岩間)
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