欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 下げ渋る

 16日の欧州外国為替市場でドル円は下げ渋る。22時時点では140.23円と20時時点(140.12円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米長期金利の動向を眺めながら神経質な動き。一時139.70円台まで押し戻されたが、米10年債利回りが再び上昇に転じると140.40円台まで切り返した。9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数が+11.5と予想や前月を大幅に上回ったのも支えとなった。

 ユーロドルは底堅い。22時時点では1.1125ドルと20時時点(1.1122ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下幅拡大の動きがドルの重しとなるなか1.1133ドルまでレンジ上限を広げた。レーンECB専務理事の「緩和には漸進的なアプローチが適切」「データに基づき会合ごとに行動する」などの発言が伝わった。

 ユーロ円は22時時点では156.01円と20時時点(155.84円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の神経質な動きにつられた動きが継続。155円半ばまで押し戻された後、本日これまでの高値圏となる156.10円台まで切り返した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:139.58円 - 140.93円
ユーロドル:1.1074ドル - 1.1133ドル
ユーロ円:155.15円 - 156.19円

(金)
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