東京外国為替市場概況・10時 ドル円、売り優勢

 18日の東京外国為替市場でドル円は売り優勢。10時時点では141.64円とニューヨーク市場の終値(142.41円)と比べて77銭程度のドル安水準だった。本邦勢の本格参入後も断続的にドル売りが持ち込まれ、目先の下値めどと見られていた本日141.80円付近の日足一目均衡表・転換線を割り込んだ。東京仲値にかけて更に売り圧力が強まり、141.58円まで下落幅を広げた。
 なお9時前に財務省が発表した8月貿易統計(通関ベース、季調前)は6953億円の赤字と2カ月連続の赤字を記録。もっとも、市場が予測した赤字の半分程度の赤字幅に収まった。

 ユーロ円は軟調。10時時点では157.60円とニューヨーク市場の終値(158.27円)と比べて67銭程度のユーロ安水準だった。ドル円同様に下値を試す展開となり、157.56円までユーロ安円高に傾いた。またポンド円も、朝方の187.40円台から186.47円まで売り込まれている。約470円高まで上昇した日経平均が一時210円超高まで上げ幅を縮小したこともクロス円の重しとなった。
 
 ユーロドルは小高い。10時時点では1.1127ドルとニューヨーク市場の終値(1.1114ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。値動きは鈍かったものの、ドル円が下値を広げた影響を受けて、1.1127ドルまで値を上げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.58円 - 142.42円
ユーロドル:1.1113ドル - 1.1129ドル
ユーロ円:157.56円 - 158.32円



(小針)
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