欧州マーケットダイジェスト・24日 株高・ドル安
(24日終値:25日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=143.47円(24日15時時点比▲0.63円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.15円(▲0.02円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1163ドル(△0.0047ドル)
FTSE100種総合株価指数:8282.76(前営業日比△23.05)
ドイツ株式指数(DAX):18996.63(△149.84)
10年物英国債利回り:3.941%(△0.018%)
10年物独国債利回り:2.148%(▲0.008%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
9月独Ifo企業景況感指数
85.4 86.6
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。中国の金融緩和策発表を受けてアジアや欧州の株式相場が上昇すると、リスク・オンのユーロ買い・ドル売りが優勢となった。NYの取引時間帯に入り、9月米消費者信頼感指数や9月米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが活発化。3時過ぎに一時1.1164ドルと日通し高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.51まで低下した。
・ポンドドルは一時1.3399ドルと2022年3月以来約2年半ぶりの高値を更新した。前週の英中銀金融政策委員会(MPC)を受けて、「英中銀(BOE)が先行きの利下げを慎重に判断していく」との見方が広がる中、ポンド買い・ドル売りが優勢となった。
・ドル円は上値が重かった。植田和男日銀総裁が利上げを急がないややハト派寄りの姿勢を改めて示したことから、全般円売りが先行。日本時間夕刻に一時144.68円と4日以来の高値を付けた。
ただ、買い一巡後は徐々に上値を切り下げる展開に。対ユーロやポンドでドル安が進んだ影響を受けたほか、米消費者信頼感指数の下振れをきっかけに米長期金利が低下したことが相場の重しとなった。2時前には一時143.41円付近まで売られ、アジア時間に付けた日通し安値143.38円に迫った。
なお、一時3.80%台まで上昇した米10年債利回りは3.73%台まで低下した。
・ユーロ円は買い先行後、もみ合い。中国の大規模金融緩和が好感されて、欧州株相場が上昇するとリスク・オンの円売り・ユーロ買いが先行。植田日銀総裁が追加利上げに消極的な姿勢を示したことも円売りを促し、一時161.11円と日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値161.19円が目先レジスタンスとして意識されると上昇は一服。NY市場に入ると160円台前半での狭いレンジ取引に終始した。
・ロンドン株式相場は小幅続伸。中国の金融緩和策発表を受けてアジア株相場が上昇すると、英株にも買いが波及した。原油や銅などコモディティ価格が上昇したことを受け、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われた。バークレイズなど金融株も値上がりした。半面、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られ、相場の重しとなった。
・フランクフルト株式相場は続伸。前日の米株式市場でダウ平均が連日で史上最高値を更新したことや、中国の大規模金融緩和を好感した買いが入った。個別ではBMW(3.55%高)やコメルツ銀行(2.57%高)、ザランド(2.24%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=143.47円(24日15時時点比▲0.63円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=160.15円(▲0.02円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1163ドル(△0.0047ドル)
FTSE100種総合株価指数:8282.76(前営業日比△23.05)
ドイツ株式指数(DAX):18996.63(△149.84)
10年物英国債利回り:3.941%(△0.018%)
10年物独国債利回り:2.148%(▲0.008%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
9月独Ifo企業景況感指数
85.4 86.6
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ユーロドルは底堅い動き。中国の金融緩和策発表を受けてアジアや欧州の株式相場が上昇すると、リスク・オンのユーロ買い・ドル売りが優勢となった。NYの取引時間帯に入り、9月米消費者信頼感指数や9月米リッチモンド連銀製造業指数が予想を下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともにドル売りが活発化。3時過ぎに一時1.1164ドルと日通し高値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時100.51まで低下した。
・ポンドドルは一時1.3399ドルと2022年3月以来約2年半ぶりの高値を更新した。前週の英中銀金融政策委員会(MPC)を受けて、「英中銀(BOE)が先行きの利下げを慎重に判断していく」との見方が広がる中、ポンド買い・ドル売りが優勢となった。
・ドル円は上値が重かった。植田和男日銀総裁が利上げを急がないややハト派寄りの姿勢を改めて示したことから、全般円売りが先行。日本時間夕刻に一時144.68円と4日以来の高値を付けた。
ただ、買い一巡後は徐々に上値を切り下げる展開に。対ユーロやポンドでドル安が進んだ影響を受けたほか、米消費者信頼感指数の下振れをきっかけに米長期金利が低下したことが相場の重しとなった。2時前には一時143.41円付近まで売られ、アジア時間に付けた日通し安値143.38円に迫った。
なお、一時3.80%台まで上昇した米10年債利回りは3.73%台まで低下した。
・ユーロ円は買い先行後、もみ合い。中国の大規模金融緩和が好感されて、欧州株相場が上昇するとリスク・オンの円売り・ユーロ買いが先行。植田日銀総裁が追加利上げに消極的な姿勢を示したことも円売りを促し、一時161.11円と日通し高値を更新した。
ただ、前日の高値161.19円が目先レジスタンスとして意識されると上昇は一服。NY市場に入ると160円台前半での狭いレンジ取引に終始した。
・ロンドン株式相場は小幅続伸。中国の金融緩和策発表を受けてアジア株相場が上昇すると、英株にも買いが波及した。原油や銅などコモディティ価格が上昇したことを受け、リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が買われた。バークレイズなど金融株も値上がりした。半面、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が売られ、相場の重しとなった。
・フランクフルト株式相場は続伸。前日の米株式市場でダウ平均が連日で史上最高値を更新したことや、中国の大規模金融緩和を好感した買いが入った。個別ではBMW(3.55%高)やコメルツ銀行(2.57%高)、ザランド(2.24%高)などの上昇が目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)