東京外国為替市場概況・10時 ドル円 小幅安

 4日の東京外国為替市場でドル円は小幅安。10時時点では146.63円とニューヨーク市場の終値(146.93円)と比べて30銭程度のドル安水準だった。昨日に147円台では上値の重さも確認されたこともあり、今晩に注目の米雇用統計を控えているなか146円後半で伸び悩んだ。続伸して寄り付いた日経平均がマイナス圏に沈んだ動きが重しとなるなか、本日は週末の実質5・10日(ゴトー日)とあって仲値公示にかけて実需のドル売りも見られ、146.60円まで下押した。

 ユーロ円はやや上値が重い。10時時点では161.81円とニューヨーク市場の終値(162.09円)と比べて28銭程度のユーロ安水準だった。162円前後で振幅したが、ドル円の下げにつられ161.77円まで弱含んだ。

 ユーロドルは10時時点では1.1035ドルとニューヨーク市場の終値(1.1031ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。1.1030ドル台でこう着。欧州中央銀行(ECB)の追加利下げ思惑の高まりで上値が重く、今晩の米雇用統計の結果次第では8月中旬以来の1.10ドル割れも視野に入りそうだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.60円 - 146.93円
ユーロドル:1.1029ドル - 1.1040ドル
ユーロ円:161.77円 - 162.14円

(金)
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