ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では149.25円と22時時点(149.06円)と比べて19銭程度のドル高水準だった。10月米ミシガン大学消費者態度指数速報値は68.9と予想の70.8を下回ったものの、同時に発表された1年先の期待インフレ率が予想を上回ると円売り・ドル買いがじわりと強まった。米国株相場の上昇も相場の支援材料になると、23時30分過ぎに一時149.28円と日通し高値を更新した。

 ユーロ円は堅調。24時時点では163.34円と22時時点(162.97円)と比べて37銭程度のユーロ高水準。欧米株価の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となった。23時30分過ぎに一時163.41円と本日高値を付けた。

 ユーロドルは下値が堅い。24時時点では1.0943ドルと22時時点(1.0933ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。22時前に一時1.0926ドル付近まで下押ししたものの、そのあとは欧米株高に伴うリスク・オンのユーロ買い・ドル売りが入り持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.41円 - 149.28円
ユーロドル:1.0923ドル - 1.0954ドル
ユーロ円:162.31円 - 163.41円


(中村)
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