ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、堅調

 14日のニューヨーク外国為替市場でドル円は堅調。24時時点では149.84円と22時時点(149.74円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。ナイト・セッションの日経平均先物が大証終値比510円高の4万0120円まで上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが先行。23時30分過ぎに一時149.96円と8月1日以来の高値を更新した。小幅安で始まったダウ平均がプラス圏を回復するなど、米国株相場が底堅く推移していることも相場の支援材料。

 ユーロドルは戻りが鈍い。24時時点では1.0914ドルと22時時点(1.0909ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。22時過ぎに一時1.0905ドルと日通し安値を付けたあとは1.0927ドル付近まで下げ渋ったものの、買い戻しが一巡すると再び弱含んだ。欧州中央銀行(ECB)が17日の定例理事会で追加利下げを決めるとの観測が引き続きユーロの重し。

 ユーロ円はしっかり。24時時点では163.54円と22時時点(163.35円)と比べて19銭程度のユーロ高水準。欧米株価の上昇を背景に投資家のリスク志向が改善すると円売り・ユーロ買いが優勢となり、一時163.60円と本日高値を更新した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.98円 - 149.96円
ユーロドル:1.0905ドル - 1.0942ドル
ユーロ円:162.81円 - 163.60円


(中村)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。