東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み

 16日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では149.32円と12時時点(149.09円)と比べて23銭程度のドル高水準だった。安達日銀審議委員による「基調的インフレ率は2%を下回っている」との発言、改めて追加利上げに慎重な姿勢を示したことを受けて一時149.37円前後まで強含みに推移し、午前中の高値に面合わせした。

 ユーロドルは小安い。15時時点では1.0886ドルと12時時点(1.0892ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。明日の欧州中央銀行(ECB)理事会での追加利下げ観測が高まりつつあることで、1.08ドル台後半で上値が重い展開が続いた。
 なお、ポンドドルは9月英消費者物価指数(CPI)が弱い内容となったことで一時1.3015ドルまで下落した。

 ユーロ円は強含み。15時時点では162.56円と12時時点(162.39円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇につれる形で162.64円前後まで強含みに推移した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.88円 - 149.37円
ユーロドル:1.0879ドル - 1.0896ドル
ユーロ円:162.12円 - 162.68円


(山下)
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