東京外国為替市場概況・10時 ドル円、もみ合い

 16日の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。10時時点では149.26円とニューヨーク市場の終値(149.20円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。欧米株安に加え8月の本邦機械受注が市場予想を大幅に下回ると、株安を見越した売りが先行し149.04円まで弱含んだ。しかし、東京勢が本格参入すると実需勢の買いも入り149円前半でもみ合いになっている。
 なお、内閣府は機械受注について「持ち直しの動きに足踏みが見える」との見解を示した。
 
 ユーロドルは小安い。10時時点では1.0885ドルとニューヨーク市場の終値(1.0889ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。値幅は限られているがユーロ円の売りが重しになり小安く推移。

 ユーロ円は小幅安。10時時点では162.48円とニューヨーク市場の終値(162.56円)と比べて8銭程度のユーロ安水準だった。日経平均株価の大幅反落もあり162.20円まで弱含んだ。もっとも、ドル円が切り返すと下げ幅を縮めている。
 なお、朝方に発表されたCPIが弱い結果だったことで、来月NZ準備銀行(RBNZ)の利下げが50bpを超えるのではないかとの予想も高まり弱含んでいたNZドルは、株安も嫌気し対円で90.08円、対ドルで0.6040ドルまで下げ幅を拡大した。豪ドル/ドルは0.6668ドル、豪ドル円も99.44円までつれ安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.04円 - 149.37円
ユーロドル:1.0882ドル - 1.0896ドル
ユーロ円:162.20円 - 162.68円


(松井)
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