東京外国為替市場概況・12時 ドル円、重い動きが継続

 18日の東京外国為替市場でドル円は重い動きが継続。12時時点では149.92円とニューヨーク市場の終値(150.21円)と比べて29銭程度のドル安水準だった。昨日150円台を回復したものの伸び悩んで以降の調整傾向が持続。149.88円までレンジ下限を広げた。その後は複数のオプション(OP)設定が観測される節目150.00円を挟んでもみ合った。

 ユーロ円も動きが重い。12時時点では162.49円とニューヨーク市場の終値(162.70円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。調整の円買い傾向が進んだ円相場の流れに沿って162.34円までじり安。9月の中国小売売上高・鉱工業生産が予想よりも好結果となるなか、安寄りした中国株が上昇へ転じたことも支えとなり162.64円前後へ戻す場面もあったが反発力は限られた。

 ユーロドルは小高い。12時時点では1.0838ドルとニューヨーク市場の終値(1.0831ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドルの重さも影響して1.0840ドルまで小幅にユーロ高・ドル安推移。しかし、ユーロ円が重い動きを続けるなかではNY終値付近から大きく離れにくく、上昇の勢いは限定的だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.88円 - 150.28円
ユーロドル:1.0825ドル - 1.0840ドル
ユーロ円:162.34円 - 162.72円

(関口)
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