東京外国為替市場概況・10時 ドル円、上値が抑えられる

 18日の東京外国為替市場でドル円は上値が抑えられる。10時時点では150.05円とニューヨーク市場の終値(150.21円)と比べて16銭程度のドル安水準だった。三村財務官の「(為替)足もとで一方向、急速な動きを認識」「投機的な動きを含め、高い緊張感をもって注視」などの発言が伝わると、警戒感が強まり上値が抑えられ149.96円まで弱含んだ。東京仲値の値決めにかけては、本日は実質週末5・10日(ゴトー日)扱いとなることで買いが入る場面もあったが、仲値を過ぎると149.90円まで下押しした。
 
 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0829ドルとニューヨーク市場の終値(1.0831ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。円相場中心の動きとなっていることで、ユーロドルの値動きは乏しく前日のNY引け値近辺で小動き。

 ユーロ円は軟調。10時時点では162.48円とニューヨーク市場の終値(162.70円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。財務官発言でドル円の上値が抑えられたことや、日経平均がやや上げ幅を縮小すると162.38円まで弱含み軟調推移。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.90円 - 150.25円
ユーロドル:1.0825ドル - 1.0833ドル
ユーロ円:162.38円 - 162.72円


(松井)
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