東京外国為替市場概況・17時 ドル円、しっかり

 23日午後の東京外国為替市場でドル円はしっかり。17時時点では152.35円と15時時点(152.18円)と比べて17銭程度のドル高水準だった。東京市場からの買いの流れが継続。市場では「衆院選での自民・公明与党の苦戦が予想され政局不安が高まるなかで、日銀が利上げに踏み切りづらいのでは」との思惑も浮上し、一時152.56円と7月31日以来の高値を更新している。

 ユーロドルは弱含み。17時時点では1.0781ドルと15時時点(1.0806ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。東京午後に「欧州中央銀行(ECB)当局者は、経済活動を刺激するレベルまで金利を引き下げる必要があるかどうかについて議論を開始」と伝わったことが重しとなり、一時1.0781ドルまで日通し安値を更新している。

 ユーロ円は17時時点では164.26円と15時時点(164.45円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の上昇につれて164.57円まで値を上げたが、ECBの利下げ観測からユーロドルが下落したため上値は限られた。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:151.03円 - 152.56円
ユーロドル:1.0781ドル - 1.0807ドル
ユーロ円:163.05円 - 164.57円


(越後)
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