欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル 一段安

 11日の欧州外国為替市場でユーロドルは一段安。22時時点では1.0652ドルと20時時点(1.0672ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。特段の手がかりは伝わっていないが、欧州タイムに入り強まったユーロ主導の欧州通貨の軟調な動きが継続。22時過ぎには1.0650ドルまで下押し、5月1日の安値に並んだ。
 また、ポンドドルは1.2876ドル、ドル/スイスフラン(CHF)は0.8798CHFまでドル高が進んだ。

 ドル円は高値圏でもみ合い。22時時点では153.79円と20時時点(153.69円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。153.85円を頭に伸び悩むも、欧州通貨に対するドル高の継続も支えに高値圏でこう着。日経平均先物の堅調な動きもドル円の下支えとなった。一部報道によると、石破政権はAI・半導体強化への公的支援を検討し、10兆円超の新たな枠組みが経済対策で設定されるもよう。

 ユーロ円は上値が重い。22時時点では163.82円と20時時点(164.01円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。ユーロの重い動きが継続し、163.80円台に押された。ドル円の高止まりを支えに下げ渋るも、163円後半で戻りが鈍い。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.64円 - 153.85円
ユーロドル:1.0650ドル - 1.0728ドル
ユーロ円:163.43円 - 164.66円

(金)
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