東京外国為替市場概況・10時 ドル円 神経質な動き

 18日の東京外国為替市場でドル円は神経質な動き。10時時点では154.27円とニューヨーク市場の終値(154.30円)と比べて3銭程度のドル安水準だった。先週大きく値を下げた反動で154.75円まで上昇したが失速。10時過ぎに予定されている植田日銀総裁の講演で追加利上げに前向きな姿勢を示す可能性も警戒され、先週末の安値を下抜けし153.84円まで弱含んだ。ただ、その後は154.30円近辺まで持ち直すなど神経質な動きとなっている。

 ユーロ円も売りに押される。10時時点では162.73円とニューヨーク市場の終値(162.66円)と比べて7銭程度のユーロ高水準だった。ドル円につれた動きとなり、163.03円まで上昇した後に162.27円まで下押し10月21日以来の安値を更新したが、162円後半に切り返した。クロス円もドル円同様に神経質な動き。

 ユーロドルは10時時点では1.0549ドルとニューヨーク市場の終値(1.0540ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル売りを支えに1.0550ドルまでわずかに上値を伸ばした。時間外の米10年債利回りは先週末終値近辺での小動きにとどまっており、手がかりとはなっていない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.84円 - 154.75円
ユーロドル:1.0526ドル - 1.0550ドル
ユーロ円:162.27円 - 163.03円


(金)
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