東京外国為替市場概況・17時 ドル円、底堅い

 19日午後の東京外国為替市場でドル円は底堅い。17時時点では154.52円と15時時点(154.42円)と比べて10銭程度のドル高水準だった。欧州入り後に対ユーロでドルが買われたこともあり、ドル円は底堅さを維持。一時154.60円台を回復し、日通し高値に迫る場面もあった。

 ユーロドルはもみ合い。17時時点では1.0577ドルと15時時点(1.0583ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。独10年債利回りが前日引け値より窓を開けて低下して始まったことで、16時過ぎにユーロドルは1.0575ドルまで弱含み、日通し安値を更新した。しかし、更に下押しするには材料不足なこともあり、売りの勢いは弱まり1.05ドル後半でのもみ合いに戻っている。

 ユーロ円は方向感がない。17時時点では163.45円と15時時点(163.44円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。欧州金利の低下で163.40円台まで下押しする場面もあったが、時差を置いて対円でもドル買いが進むと163.70円台を回復した。ただ、上下ともにすぐに反転するなど、レンジ内で方向感なく上下している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.96円 - 154.67円
ユーロドル:1.0575ドル - 1.0601ドル
ユーロ円:163.12円 - 163.96円


(松井)
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