東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下値試す

 17日の東京外国為替市場でドル円は下値を試した。12時時点では154.00円とニューヨーク市場の終値(154.15円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。東京仲値を通過した後はドル売りが優勢に。昨日までで6日続伸した後なだけに持ち高調整も出やすかったか。戻り鈍いまま154円を割り込み、11時30分前には153.80円まで下落した。ただ調整の域は出ずに、一巡後は154円台まで持ち直している。

 ユーロ円は上値が重い。12時時点では161.97円とニューヨーク市場の終値(162.03円)と比べて6銭程度のユーロ安水準だった。10時前の上昇局面では、11月22日高値162.49円に僅かに届かず。仲値以降はドル円につれて下押しし、一時300円超高まで強含んだ日経平均が上げ幅を二桁に縮めたことも重しとなった。162円を割り込み、161.91円まで下値を広げている。
 他、豪ドル円が97.99円、NZドル円は88.91円、カナダドル円も107.99円まで資源国通貨安・円高に振れた。

 ユーロドルはやや伸び悩み。12時時点では1.0517ドルとニューヨーク市場の終値(1.0512ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。仲値に向けた買いが一服すると、1.0510ドル台まで売り戻された。11日高値1.0539ドルや日足一目均衡表・転換線1.0542ドルが目先の抵抗水準として意識された形。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:153.80円 - 154.35円
ユーロドル:1.0509ドル - 1.0534ドル
ユーロ円:161.91円 - 162.48円


(小針)
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