NYマーケットダイジェスト・31日 株安・金利上昇・ドル高
(31日終値)
ドル・円相場:1ドル=157.20円(前営業日比△0.36円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.78円(▲0.48円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0354ドル(▲0.0053ドル)
ダウ工業株30種平均:42544.22ドル(▲29.51ドル)
ナスダック総合株価指数:19310.79(▲176.00)
10年物米国債利回り:4.57%(△0.04%)
WTI原油先物2月限:1バレル=71.72ドル(△0.73ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2641.0ドル(△22.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
10月米住宅価格指数
(前月比) 0.4% 0.7%
10月米ケース・シラー住宅価格指数
(前年比) 4.2% 4.6%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。欧州市場序盤には一時本日安値となる156.02円まで値を下げたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、底堅く推移した。
米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.58%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。年末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると、一時157.55円と日通し高値を更新した。
なお、本日は大晦日でドイツやスイスなどが休場となったほか、米国では債券市場が短縮取引となった。年末年始の休暇に入る市場参加者も多く、商いが低調だったため、少額の取引でも値が振れやすい面があった。
・ユーロドルは続落。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが優勢になると一時1.0344ドルまで下落し、20日の安値1.0343ドルに迫った。年末で取引参加者が減り、流動性が低下する中、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いも出たようだ。
なお、市場では「11月22日に付けた2022年11月以来約2年ぶりの安値1.0335ドルが重要なサポートとして意識されている」との指摘があった。
・ユーロ円は3日続落。ただ、NY市場に限れば163.00円を挟んだもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。市場参加者が少なく商いが低調だったため、大きな方向感が出にくい面もあった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続落。米長期金利が上昇すると株式の相対的な割高感が意識されて、売りが優勢となった。エヌビディアやアップル、マイクロソフトなどハイテクや半導体などに売りが出た。市場では「米金利の先高観からハイテク株などへの利益確定売りが目立った」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落。テスラやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが下げた。
・米国債券相場で長期ゾーンは反落。新規材料に乏しかったうえ、市場参加者が少ない中で、持ち高調整目的の売りが優勢となった。なお、本日は年内最終取引日で短縮取引だった。
・原油先物相場は3日続伸。中国経済に対する先行き不安が和らいだことを背景に上昇した。
・金先物相場は3日ぶりに反発。持ち高調整目的の買いが優勢となった。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=157.20円(前営業日比△0.36円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=162.78円(▲0.48円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0354ドル(▲0.0053ドル)
ダウ工業株30種平均:42544.22ドル(▲29.51ドル)
ナスダック総合株価指数:19310.79(▲176.00)
10年物米国債利回り:4.57%(△0.04%)
WTI原油先物2月限:1バレル=71.72ドル(△0.73ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=2641.0ドル(△22.9ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
10月米住宅価格指数
(前月比) 0.4% 0.7%
10月米ケース・シラー住宅価格指数
(前年比) 4.2% 4.6%
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日ぶりに反発。欧州市場序盤には一時本日安値となる156.02円まで値を下げたものの、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、底堅く推移した。
米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.58%台まで上昇すると円売り・ドル買いが先行。年末のロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに絡んだドル買いのフローが観測されると、一時157.55円と日通し高値を更新した。
なお、本日は大晦日でドイツやスイスなどが休場となったほか、米国では債券市場が短縮取引となった。年末年始の休暇に入る市場参加者も多く、商いが低調だったため、少額の取引でも値が振れやすい面があった。
・ユーロドルは続落。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが優勢になると一時1.0344ドルまで下落し、20日の安値1.0343ドルに迫った。年末で取引参加者が減り、流動性が低下する中、ロンドン・フィキシングに絡んだユーロ売り・ドル買いも出たようだ。
なお、市場では「11月22日に付けた2022年11月以来約2年ぶりの安値1.0335ドルが重要なサポートとして意識されている」との指摘があった。
・ユーロ円は3日続落。ただ、NY市場に限れば163.00円を挟んだもみ合いに終始した。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は大きな方向感が出なかった。市場参加者が少なく商いが低調だったため、大きな方向感が出にくい面もあった。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続落。米長期金利が上昇すると株式の相対的な割高感が意識されて、売りが優勢となった。エヌビディアやアップル、マイクロソフトなどハイテクや半導体などに売りが出た。市場では「米金利の先高観からハイテク株などへの利益確定売りが目立った」との声が聞かれた。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は4日続落。テスラやアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)などが下げた。
・米国債券相場で長期ゾーンは反落。新規材料に乏しかったうえ、市場参加者が少ない中で、持ち高調整目的の売りが優勢となった。なお、本日は年内最終取引日で短縮取引だった。
・原油先物相場は3日続伸。中国経済に対する先行き不安が和らいだことを背景に上昇した。
・金先物相場は3日ぶりに反発。持ち高調整目的の買いが優勢となった。
(中村)