欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、急落

 6日の欧州外国為替市場でドル円は急落。22時時点では156.78円と20時時点(157.91円)と比べて1円13銭程度のドル安水準だった。20時過ぎに157.96円まで上昇して158円に迫る中、「トランプ次期大統領が重要な輸入品に一律の関税導入を検討」との米紙報道が伝わるとドル売りで反応。22時前に156.62円まで下落して日通し安値を更新した。

 ユーロドルは伸び悩み。22時時点では1.0411ドルと20時時点(1.0334ドル)と比べて0.0077ドル程度のユーロ高水準だった。米紙報道を受けてドル売りが強まる中、1.04ドルに乗せると昨年12月30日以来となる1.0432ドルまで続伸。ただ、買い一巡後は1.0390ドル台に押し戻されるなど伸び悩んだ。

 ユーロ円は上昇するも一時的。22時時点では163.22円と、20時時点(163.19円)と比べて3銭程度のユーロ高水準だった。ドル売りが強まる中でユーロドルが上昇した影響を受け、一時昨年12月30日以来となる164.02円まで上昇。もっとも、同時にドル円が下落したため、買い一巡後は162.90円台まで押し戻される場面も見られた。
 

本日これまでの参考レンジ
ドル円:156.62円 - 157.96円
ユーロドル:1.0295ドル - 1.0432ドル
ユーロ円:161.42円 - 164.02円

(川畑)
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