東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下落一服

 13日の東京外国為替市場でドル円は下落が一服。12時時点では157.51円とニューヨーク市場の終値(157.73円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。オフショア人民元(CNH)が対ドルで買われた影響を受けて、ドル円も10時過ぎから円高が進行。アジア株が全般弱く始まり、CME日経先物がマイナス幅を広げたことも重しとなった。11時前には157.27円まで下値を広げている。もっとも先週末安値157.23円が支持水準として働くと一転買い戻され、157.65円付近まで持ち直す場面があった。

 ユーロ円は下げ幅を広げた。12時時点では161.29円とニューヨーク市場の終値(161.59円)と比べて30銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下押しにつれて弱含むなか、弱いアジア株もリスク回避のユーロ売り円買いを意識させた。一時161.08円まで売り込まれている。しかしながら、2日安値160.91円を前にして下落圧力が弱まると、一時161.40円台まで下値を切り上げた。
 ほか、ポンド円が先週末安値192.21円を割り込み、先月9日以来の安値となる191.72円まで弱含んだ。

 ユーロドルは12時時点では1.0240ドルとニューヨーク市場の終値(1.0244ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ安水準だった。1.0250ドルを上値に伸び悩んだ。なお、ポンドドルが1.2179ドルまで下落幅を広げている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:157.27円 - 157.97円
ユーロドル:1.0234ドル - 1.0250ドル
ユーロ円:161.08円 - 161.79円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。