欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 底堅い

 22日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い。22時時点では155.81円と20時時点(155.76円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。対欧州通貨などを中心としたドル売りが一服すると156円近辺まで切り返したが、昨日同様に156円台では上値の重さが示されたことや新規の手がかりが乏しいこともあり155円後半で伸び悩んでいる。

 ユーロドルは上昇一服。22時時点では1.0438ドルと20時時点(1.0449ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。ここまでの高値1.0457ドルと昨年12月30日の高値1.0458ドルを前に買いが一服し、1.0430ドル台に押し戻された。トランプ新政権の政策方針への過度な警戒感が緩み買い戻しが入っているものの、ユーロに買い材料が乏しく積極的に上値を試す動きにはなっていない。

 ユーロ円は22時時点では162.64円と20時時点(162.76円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルとドル円の底堅い動きを支えに、162.90円までレンジ上限を広げ高値圏でしっかり。欧米株価指数の堅調な動きも下支えとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:155.36円 - 156.11円
ユーロドル:1.0393ドル - 1.0457ドル
ユーロ円:161.88円 - 162.90円

(金)
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