欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、伸び悩み

 14日の欧州外国為替市場でドル円は伸び悩み。20時時点では152.51円と17時時点(152.73円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。クロス円全般に上値を試す展開になると、つれて152.80円台まで水準を切り上げた。もっとも、クロス円が失速するとあっさりと売り戻され、時間外の米10年債利回りの低下も重しとなり、一時152.50円割れまで下押した。

 ユーロ円は上値が重い。20時時点では159.63円と17時時点(159.83円)と比べて20銭程度のユーロ安水準だった。香港株が大幅高で週引けしたことなどを好感し、クロス円全般に買い戻しが強まった。ユーロ円は160円台を回復すると160.19円まで上昇。もっとも一巡後は弱い独株やダウ先物を眺めながら、一転して上値を切り下げる展開に。再び159円台に押し戻されると、159.60円割れまで水準を落とした。

 他、ポンド円が192.40円、豪ドル円は96.89円を頭に、それぞれ191.80円台と96.60円近辺まで売り戻された。

 ユーロドルは上昇一服。20時時点では1.0467ドルと17時時点(1.0465ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。底堅く推移していたところにユーロ円が買い上げられると、つれて1.0488ドルまで上げ幅を拡大。しかしながら、1月28日高値1.0494ドルが目先の抵抗水準として意識され、ユーロ円の下げにも引きずられて1.0460ドル台まで上値を切り下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.39円 - 153.15円
ユーロドル:1.0447ドル - 1.0488ドル
ユーロ円:159.43円 - 160.19円


(小針)
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