東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 17日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では151.87円とニューヨーク市場の終値(152.31円)と比べて44銭程度のドル安水準だった。本邦の10-12月実質GDPが前期比年率で市場予想の+1.0%を上回る+2.8%と強い結果になった。この結果を受けて賃金と物価の好循環が確認できたとの判断で、ドル円は発表前につけた152.39円を高値に151.79円まで弱含んだ。なお、GDPは前期分も上方修正されている。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0492ドルとニューヨーク市場の終値(1.0492ドル)とほぼ同水準だった。対円でのドル売りが支えになるものの、値幅は限られ1.04ドル後半で小動き。本日欧州圏では非公式ながらもウクライナ戦争に関する緊急首脳会議が開かれることで、同会議の結果などが分かるまでは動きにくいか。

 ユーロ円は軟調。10時時点では159.35円とニューヨーク市場の終値(159.83円)と比べて48銭程度のユーロ安水準だった。総じてドル円の動きに連れる展開になり159.27円までじり安。また、豪ドル円は96.49円、ポンド円は191.05円まで下落するなど、クロス円は総じて軟調な動きだった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.79円 - 152.39円
ユーロドル:1.0478ドル - 1.0494ドル
ユーロ円:159.27円 - 159.87円


(松井)
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