東京外国為替市場概況・10時 ドル円、買い戻し

 21日の東京外国為替市場でドル円は買い戻し。10時時点では149.82円とニューヨーク市場の終値(149.64円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。全国CPIのコア指数が市場予想を上回ると、昨年12月3日以来となる149.29円まで下押した。ただ、指標発表前から下攻めをしていたこともあり、すぐに買い戻された。本邦勢が本格的に参入する9時を過ぎると、2カ月半ぶりの149円台ということで本邦勢を中心にドル買いが優勢になり、10時過ぎには149.95円まで買い戻された。

 ユーロドルは小安い。10時時点では1.0490ドルとニューヨーク市場の終値(1.0501ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。8時半前に昨日の高値を上抜け1.0506ドルまで上昇したが、対円でのドルの買い戻しが上値を抑え小安く推移。

 ユーロ円は底堅い。10時時点では157.17円とニューヨーク市場の終値(157.16円)と比べて1銭程度のユーロ高水準だった。総じてドル円に連れた動きになり156.84円を底に157.32円まで上昇。ただ、底堅さは維持しているが、昨日のNY時間高値157.33円近辺が重しになっている。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.29円 - 149.95円
ユーロドル:1.0489ドル - 1.0506ドル
ユーロ円:156.84円 - 157.32円


(松井)
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