東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下げ渋り

 21日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。15時時点では150.36円と12時時点(150.45円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。米長期金利の低下を眺めながめ、一時150.12円付付近まで本日の上昇幅を縮めた。もっとも本邦3連休を控えて積極的に下値を試す展開とはならず、一巡後は日経平均のプラス推移も支えに150.50円手前まで買われる場面もあった。

 ユーロ円は上昇一服。15時時点では157.77円と12時時点(158.02円)と比べて25銭程度のユーロ安水準だった。午前の植田日銀総裁の発言を受けて急ピッチで上昇した反動から、午後は売り戻しが先行。ドル円が下押したタイミングで157.70円付近まで上値を切り下げた。ただ一巡後は、大幅高の香港株も支援材料に157.90円台まで持ち直す場面もあった。

 ユーロドルは伸び悩み。15時時点では1.0493ドルと12時時点(1.0502ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ安水準だった。米金利低下に後押しされた場面でも8時台につけた1.0506ドルには届かず。その後は、ドル円のドル高推移が重しとなり1.05ドルを再び下回って取引された。
 なおポンドドルは、1.2674ドルを高値に上昇が一服。この後16時に1月英小売売上高が発表される。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.29円 - 150.74円
ユーロドル:1.0485ドル - 1.0506ドル
ユーロ円:156.84円 - 158.22円


(小針)
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