東京マーケットダイジェスト・28日 円神経質な動き・株大幅安
ドル円:1ドル=149.83円(前営業日NY終値比△0.02円)
ユーロ円:1ユーロ=155.65円(▲0.14円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0388ドル(▲0.0010ドル)
日経平均株価:37155.50円(前営業日比▲1100.67円)
東証株価指数(TOPIX):2682.09(▲54.16)
債券先物3月物:139.77円(△0.25円)
新発10年物国債利回り:1.370%(▲0.020)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標)
<発表値> <前回発表値>
2月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
前年同月比 2.2% 2.5%
1月鉱工業生産・速報値
前月比 ▲1.1% ▲0.2%
前年同月比 2.6% ▲1.6%
1月商業販売統計速報(小売業販売額)
前年同月比 3.9% 3.5%・改
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
2008億円の処分超 2396億円の取得超・改
対内株式
1兆380億円の処分超 3519億円の処分超・改
1月新設住宅着工戸数
前年同月比 ▲4.6% ▲2.5%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は神経質な動き。2月東京都区部CPIが市場予想を下回る伸びに留まったことで円売りが強まると150.15円まで上昇するも、内田日銀副総裁が衆院財務金融委員会で「基調的な物価は2%に向かって徐々に高まっている」などと発言したことで反落。その後は日経平均株価が大幅安となるなか、リスク回避目的の円買いが進んだ。時間外の米10年債利回りが低下したことも重しとなって149.10円まで下値を広げたが、売り一巡後は150.00円台まで値を戻した。
・ユーロ円も神経質に上下。2月東京都区部CPIを受けた円売りの流れの中で156.06円まで上昇するも、その後は本邦株安が重しとなり154.80円まで下落。ただ、売り一巡後は155円台後半まで戻すなど、ドル円同様荒い値動きとなった。
・ユーロドルは上値が重い。時間外の米長期金利の低下を受けて1.0404ドルまで値を上げるも、その後はユーロ円が下落した影響を受けて1.0381ドルまで下押した。
・日経平均株価は大幅反落。前日の米半導体大手エヌビディアの急落が波及したほか、米政権の関税政策が警戒されて幅広い銘柄で運用リスクを回避する動きが広がったことから、日経平均は寄り付きから大幅に下落。一時は3万7000円の大台を割り込み、下げ幅は1400円超に達した。
・債券先物相場は反発。2月東京都区部CPIが市場予想を下回る結果となり、日銀の追加利上げを巡る警戒感が和らいだ。日経平均株価が大幅安となり、安全資産としての債券需要も意識されると、139円91銭まで上昇する場面が見られた。
(川畑)
ユーロ円:1ユーロ=155.65円(▲0.14円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0388ドル(▲0.0010ドル)
日経平均株価:37155.50円(前営業日比▲1100.67円)
東証株価指数(TOPIX):2682.09(▲54.16)
債券先物3月物:139.77円(△0.25円)
新発10年物国債利回り:1.370%(▲0.020)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標)
<発表値> <前回発表値>
2月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く総合)
前年同月比 2.2% 2.5%
1月鉱工業生産・速報値
前月比 ▲1.1% ▲0.2%
前年同月比 2.6% ▲1.6%
1月商業販売統計速報(小売業販売額)
前年同月比 3.9% 3.5%・改
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
2008億円の処分超 2396億円の取得超・改
対内株式
1兆380億円の処分超 3519億円の処分超・改
1月新設住宅着工戸数
前年同月比 ▲4.6% ▲2.5%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は神経質な動き。2月東京都区部CPIが市場予想を下回る伸びに留まったことで円売りが強まると150.15円まで上昇するも、内田日銀副総裁が衆院財務金融委員会で「基調的な物価は2%に向かって徐々に高まっている」などと発言したことで反落。その後は日経平均株価が大幅安となるなか、リスク回避目的の円買いが進んだ。時間外の米10年債利回りが低下したことも重しとなって149.10円まで下値を広げたが、売り一巡後は150.00円台まで値を戻した。
・ユーロ円も神経質に上下。2月東京都区部CPIを受けた円売りの流れの中で156.06円まで上昇するも、その後は本邦株安が重しとなり154.80円まで下落。ただ、売り一巡後は155円台後半まで戻すなど、ドル円同様荒い値動きとなった。
・ユーロドルは上値が重い。時間外の米長期金利の低下を受けて1.0404ドルまで値を上げるも、その後はユーロ円が下落した影響を受けて1.0381ドルまで下押した。
・日経平均株価は大幅反落。前日の米半導体大手エヌビディアの急落が波及したほか、米政権の関税政策が警戒されて幅広い銘柄で運用リスクを回避する動きが広がったことから、日経平均は寄り付きから大幅に下落。一時は3万7000円の大台を割り込み、下げ幅は1400円超に達した。
・債券先物相場は反発。2月東京都区部CPIが市場予想を下回る結果となり、日銀の追加利上げを巡る警戒感が和らいだ。日経平均株価が大幅安となり、安全資産としての債券需要も意識されると、139円91銭まで上昇する場面が見られた。
(川畑)