東京外国為替市場概況・12時 ユーロ円、下値が固い

 3日の東京外国為替市場でユーロ円は下値が固い。12時時点では156.71円とニューヨーク市場の終値(156.27円)と比べて44銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が失速した場面ではつれて156.60円割れまで下押すも、一巡後は156.80円付近まで持ち直す動き。オセアニア市場から見られたユーロ買い意欲は根強く、堅調なまま前引けした日経平均の動きも支えとなった。

 ドル円は下落一服。12時時点では150.40円とニューヨーク市場の終値(150.63円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。151円前後の重さ確認後の売りが続き、早朝につけた150.44円を下抜けると150.27円まで下げ幅を広げた。もっとも、日本株の強含みや米長期金利が上昇しているなかでは一本調子に下げることもなく、一巡後は150.40円台まで持ち直している。

 ユーロドルは12時時点では1.0420ドルとニューヨーク市場の終値(1.0375ドル)と比べて0.0045ドル程度のユーロ高水準だった。週明けから見られた買いの勢いは緩んだものの、底堅さ自体は継続。1.0423ドルまで上昇し、その後の下押し幅も限られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.27円 - 151.02円
ユーロドル:1.0371ドル - 1.0423ドル
ユーロ円:156.08円 - 157.31円


(小針)
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