東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ渋る

 11日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋る。12時時点では146.92円とニューヨーク市場の終値(147.27円)と比べて35銭程度のドル安水準だった。一時1000円を超える下落となった日経平均株価が560円程度まで下げ幅を縮めたほか、ダウ先物がプラス圏を回復。リスク回避の円買いが緩むなか年初来安値を更新した目先的な達成感もあって、ドル円は147.20円近辺まで反発した。時間外取引の米10年債利回りが4.15%付近から一時4.18%台を回復した動きも支援となった。

 ユーロ円も下げ渋る。12時時点では159.49円とニューヨーク市場の終値(159.54円)と比べて5銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円高一服に連動してユーロ高・円安方向へ戻した。株価の戻りをにらみつつ、一時159.82円まで上昇した。

 ユーロドルは底堅い。12時時点では1.0856ドルとニューヨーク市場の終値(1.0834ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。ユーロ買い・ドル売りを誘った時間外取引の米10年債利回りの低下は一服も、円相場主導のなかドル円とともにユーロ円も並行して戻したことから、ユーロドルは高値圏を維持。ユーロ円の上伸局面では連れて1.0861ドルまで上昇した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.54円 - 147.30円
ユーロドル:1.0830ドル - 1.0861ドル
ユーロ円:158.98円 - 159.82円

(関口)
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