欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 調整売り

 25日の欧州外国為替市場でドル円は調整売り。20時時点では150.20円と17時時点(150.72円)と比べて52銭程度のドル安水準だった。米長期金利の上昇を支えに150.77円近辺まで切り返したが、150円後半では引き続き上値の重さが示されると調整売りが優勢となった。時間外の米10年債利回りは4.36%台まで上げ幅を拡大したが、連日上昇の反動で150.18円まで売りに押された。

 ユーロドルは小反発。20時時点では1.0820ドルと17時時点(1.0787ドル)と比べて0.0033ドル程度のユーロ高水準だった。昨日からの売り圧力が継続するなか、時間外の米長期金利の上昇も重しに一時1.0777ドルと6日以来の安値をつけた。ただ、3月独Ifo企業景況感指数が予想通りの86.7と昨年7月以来の高水準となったことも支えに下げ渋ると、独債利回りの上げ幅拡大の動きを眺めながら1.0824ドルまで高値を更新した。ドル円のドル売りも買いを後押した。

 ユーロ円は20時時点では162.52円と17時時点(162.59円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下げに連れて17時過ぎに162.33円まで安値を更新するも、方向感にはつながっていない。その後はドル円の調整売りとユーロドルの買い戻しに挟まれ、162円半ばを中心に小幅の上下に終始した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.18円 - 150.94円
ユーロドル:1.0777ドル - 1.0824ドル
ユーロ円:162.33円 - 163.03円

(金)
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