ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、頭重い

 1日のニューヨーク外国為替市場でドル円は頭が重い。24時時点では149.28円と22時時点(149.40円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。3月米ISM製造業景況指数や2月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予想より弱い内容だったことが分かると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行。23時30分前に一時148.98円と日通し安値を更新した。
 ただ、148円台では押し目を拾いたい向きは多く、売り一巡後は下げ渋る展開となった。市場では「投機筋の円ロング(ドル円のショート)ポジションの偏りが警戒される中、ショートカバーが入りやすい」との声も聞かれた。

 ユーロドルは下値が堅い。24時時点では1.0807ドルと22時時点(1.0787ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ高水準だった。低調な米経済指標をきっかけにユーロ買い・ドル売りが入ると1.0812ドル付近まで持ち直した。

 ユーロ円は強含み。24時時点では161.34円と22時時点(161.16円)と比べて18銭程度のユーロ高水準。ドル円の下げ渋りとユーロドルの上昇につれた買いが入った。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.98円 - 150.14円
ユーロドル:1.0778ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:160.78円 - 162.38円


(中村)
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