東京マーケットダイジェスト・16日 円高・株安

ドル円:1ドル=142.14円(前営業日NY終値比▲1.07円)
ユーロ円:1ユーロ=161.68円(△0.11円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1379ドル(△0.0097ドル)
日経平均株価:33920.4円(前営業日比▲347.14円)
東証株価指数(TOPIX):2498.03(▲15.32)
債券先物6月物:141.11円(△0.66円)
新発10年物国債利回り:1.290%(▲0.075%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
     <発表値>    <前回発表値>
2月機械受注(船舶・電力除く民需)
前月比    4.3%     ▲3.5%
前年同月比  1.5%      4.4%

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は軟調。トランプ米大統領が重要鉱物を巡る調査を開始する行政措置に署名したとの報道が伝わると、今後の関税につながる可能性があるとの思惑からリスク回避目的の売りが出た。その後はダウ先物や日経平均の軟調推移も重しとなり、142.11円まで下値を広げて11日安値142.07円に迫った。

・ユーロ円は小高い。ドル円の下げに連れに連れて161.36円まで下押し後、ユーロドルのじり高に連れて161.82円まで値を上げるも伸び悩み。その後は日経平均の下げ幅拡大が重しとなり161.40円前後に再び下押すも、ユーロドルの上昇に連れて15時過ぎに161.93円まで切り返して日通し高値を更新した。

・ユーロドルは堅調。対円でのドル売りが波及してじり高で推移すると、前日高値1.1379ドルを上抜けて1.1385ドルまで上値を伸ばした。

・日経平均株価は反落。前日の米株安を受けて小幅安でスタート後、プラス圏を回復するも買いの勢いは続かず。エヌビディアの時間外の大幅下落を嫌気して半導体株が売りに押されたことが重しとなった。午後に発表されたASMLの決算を受け、市場の減速が意識されて半導体株が一段と売られる中、下げ幅は一時600円超に達した。

・債券先物相場は反発。米国内の金融市場が落ち着きを取り戻しつつあるなか、昨日の米国債券相場が上昇した流れを引き継ぎ、上昇してスタート。与党が今国会での補正予算案の提出を見送る方針と伝わったことを受け、財政拡張に伴う国債増発への懸念が和らいだことや、日経平均の下げ幅拡大も債券買いを誘うと、141円16銭まで上値を広げた。



(川畑)
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