東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 18日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では138.17円とニューヨーク市場の終値(138.57円)と比べて40銭程度のドル安水準だった。本邦勢不在の中でオセアニア通貨に対するドル売りに連れた動きが継続、10時過ぎには138.13円まで弱含んだ。

 ユーロドルは小高い。10時時点では1.0092ドルとニューヨーク市場の終値(1.0080ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ高水準だった。オセアニア通貨の動きに連れて1.0099ドルまでじり高となった。もっとも、ユーロは対ドル以外では上値が重いことで、対ドルでの上げの勢いは緩やか。
 
 NZドルは堅調。4-6月期消費者物価指数(CPI)は前年比で7.3%まで上昇し、32年ぶりの高水準を記録した。発表後の市場の反応は限られたが徐々に買いが入り、一時対ドルで0.6193ドル、対円で85.64円まで上値を広げた。
 なお、一部大手金融機関はNZ準備銀行(RBNZ)が政策金利を4.0%まで利上げすると、これまでの予想(3.5%)を上方修正した。

 ユーロ円は上値が重い。10時時点では139.44円とニューヨーク市場の終値(139.63円)と比べて19銭程度のユーロ安水準だった。対ドルでは小高く推移しているユーロだが、対ドル以外では上値が重い。ユーロ円は139.44円までじり安になったほか、ユーロスイスフランは0.9837フラン、ユーロNZドルは1.6305NZドルまで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.13円 - 138.63円
ユーロドル:1.0064ドル - 1.0099ドル
ユーロ円:139.44円 - 139.83円

(松井)
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