26日香港株=上値重いか、FOMCにらみ様子見ムー

 26日の香港市場は上値の重い展開か。米国では米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるとあって、結果を見極めようと様子見ムードが広がりそうだ。また、中国では住宅ローンの返済拒否問題が全国的に拡大しており、引き続き警戒感は根強い。バークレイズの最新リポートによれば、購入者が返済拒否を宣言したプロジェクト数は91都市の300プロジェクトに上っている。

 ただ、米中首脳会談が今週中にも開催される見通しで、米中対立の緩和や対中制裁関税の解除への期待感が相場の支えとなりそうだ。

 25日のNY株式相場は高安まちまち。翌日以降のアップルなどのハイテク・ジャイアントの決算や、0.75%の利上げが予想されるFOMCの結果公表、4-6月期GDP速報値などの経済指標の発表を控え神経質な展開となった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)やAIAグループ(01299)などが香港終値を上回って引けた半面、アリババ集団(09988)などが下回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を40ポイント近く上回って寄り付くことになる。
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