NY株見通しー神経質な展開か 8月消費者信頼感指数などの経済指標や決算に注目

 今晩のNY市場は神経質な展開か。昨日は9月米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ見通しが強まる中、米長短金利が上昇したことで主要3指数がそろって続落した。

 先週金曜日のジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長のタカ派発言を受けて1008ドル安となったダウ平均は184ドル安と続落し、S&P500とナスダック総合もそれぞれ0.67%安、1.02%安と続落した。

 今晩の取引では昨日までの2日続落の反動高が期待されるものの、週末に発表される米8月雇用統計待ちの展開も予想され、上値の重い展開か。経済指標や決算発表、金利動向などをにらんだ神経質な展開となりそうだ。

 今晩の米経済指標は6月S&Pケースシラー住宅価格指数、8月消費者信頼感指数、7月JOLTS求人件数など。バーキン米リッチモンド連銀総裁、ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁の講演も予定されている。企業決算は寄り前にベストバイ、引け後にPVHコープ、HP、ヒューレット・パッカード・エンタープライズが発表予定。

(執筆:8月30日、14:00)
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