13日香港株=続伸か、米インフレ減速期待と米ドル高一服で

 休場明け13日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継いで続伸か。米国でインフレ減速の観測が浮上しているほか、米ドル高の一服で資金流出懸念が後退するだろう。ドルの総合的な強さを示すドルインデックスは7日に20年ぶりの高値を付けたものの、その後は下落基調が続いている。中国政府が景気刺激策を打ち出した効果が出てくるとの期待も強い。

 もっとも米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、一方的な上値を追う展開にはなりにくいと予想する。休場前9日のハンセン指数は7日ぶりに大幅反発したが、10日移動平均(終値時点で19466.56ポイント)に迫る水準では伸び悩んだ。

 12日のNY株式相場は主要3指数がそろって4営業日続伸した。13日に発表される8月の米消費者物価指数(CPI)は2カ月連続での鈍化が予想されており、インフレのピークアウト期待を背景に買い戻しの動きが続いた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は大型株のHSBC(00005)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)が香港終値を上回って終えた。
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。