東京外国為替市場概況・15時 ドル円、強含み

 22日午後の東京外国為替市場でドル円は強含み。15時時点では144.92円と12時時点(144.56円)と比べて36銭程度のドル高水準だった。日銀金融政策決定会合の後に、145.37円まで上昇し、143.55円まで反落した後、145.00円前後まで戻して、高値圏での高止まりとなった。神田財務官が「過度な変動や無秩序な動きは、容認できない」「あらゆる手段を排除せず、対応できる準備」「介入はまだやっていないが、ステルスでやる場合もある」「必要な時は必ず介入することになる」などと述べたが、円相場への影響は限定的だった。

 ユーロドルは強含み。15時時点で0.9824ドルと12時時点(0.9821ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。シュナーベルECB専務理事が「短期的には、インフレ率はさらに上昇する可能性」「我々は、引き続き利上げが必要」と述べたものの、相場への影響はなかった。

 ユーロ円は強含み。15時時点では142.39円と12時時点(142.00円)と比べて39銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が高値圏で推移していることで、堅調に推移した。
 
 オセアニア通貨は続落。豪ドル/ドルは一時0.6583ドル、NZドル/ドルは一時0.5811ドルまで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.55円 - 145.37円
ユーロドル:0.9809ドル - 0.9848ドル
ユーロ円:141.20円 - 142.64円

(山下)
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