株式明日の戦略-大幅安も場中は小動き、目先は小型株の選好が強まるか
17日の日経平均は大幅反落。終値は314円安の26775円。先週末の米国市場で長期金利が上昇して米国株が大幅安となったことを嫌気して、寄り付きから300円を超える下落。ただ、安く始まった後は動意に乏しい展開となった。序盤では下げ幅を400円超に広げる場面もあったが、26600円台までで売りは一巡。ただ、下値が堅くなっても押し目買いは限られた。後場に入ると一段とこう着感が強まり凪(なぎ)の状態が続いたが、売り崩すような動きが出て来なかったことから、大引けが後場の高値となった。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4200億円。業種別ではプラスは海運、空運、陸運の3業種のみで、卸売、鉱業、医薬品などの下げが大きかった。上方修正を発表した北の達人コーポレーション<2930.T>が急騰。反面、1Qが営業赤字となったGunosy<6047.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり384/値下がり1390。証券会社のリポートを手掛かりに海運株に見直し買いが入り、川崎汽船が6.6%高。三菱UFJがリリースを材料に商いを伴って大きく上昇した。インバウンド関連への買いが続き、三越伊勢丹やJR東海が年初来高値を更新。東京都の「Go Toイート」再開関連としてRettyがストップ高まで買い進まれた。地合いの悪い中でも業績関連でポジティブなニュースがあったものは強く買われており、通期の利益見通しを引き上げたテラスカイや、今期の大幅増益見通しを提示したバリュエンスHDが急騰した。
一方、キーエンスやダイキンなど値がさの一角が軟調。ナスダックの大幅安を受けて、エムスリーやメルカリなどグロース株の下げが大きかった。原油価格が大幅安となったことから、INPEXのほか、商社の三井物産、伊藤忠が大幅安。SHIFTは今期の大幅増益計画が好感されず、商いを伴って4%近い下落となった。決算失望銘柄にはたたき売られているものも多く、今期も営業赤字継続見込みの出前館は一時ストップ安となるなど急落。1Qの実績からは2Qの着地が物足りなく映ったリックソフトがストップ安まで売り込まれた。
日経平均は大幅安。良かった点を挙げれば、場中の売り圧力がそれほど強くなかった。悪かった点を挙げれば、早い時間に下げ止まったのに全く戻しそうな雰囲気がなかった。米国株が下げ止まったのかどうかはっきりしないうちは、日経平均はきょうのように場中は方向感が定まらない日が多くなるかもしれない。また、そういった環境では、値動きのあるものに短期資金が集中することで、個別の値幅が大きくなりやすい。騰落率ランキングを見ると、上げている方も下げている方も、「この材料でここまで動く?」というものが多い。きょうは日経平均が大幅安となった一方で、マザーズ指数は小幅安にとどまり、終盤にはプラス圏に浮上する場面もあった。目先は軽そうな銘柄が幕間つなぎ的に物色されることになりそうだ。
東証プライムの売買代金は概算で2兆4200億円。業種別ではプラスは海運、空運、陸運の3業種のみで、卸売、鉱業、医薬品などの下げが大きかった。上方修正を発表した北の達人コーポレーション<2930.T>が急騰。反面、1Qが営業赤字となったGunosy<6047.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり384/値下がり1390。証券会社のリポートを手掛かりに海運株に見直し買いが入り、川崎汽船が6.6%高。三菱UFJがリリースを材料に商いを伴って大きく上昇した。インバウンド関連への買いが続き、三越伊勢丹やJR東海が年初来高値を更新。東京都の「Go Toイート」再開関連としてRettyがストップ高まで買い進まれた。地合いの悪い中でも業績関連でポジティブなニュースがあったものは強く買われており、通期の利益見通しを引き上げたテラスカイや、今期の大幅増益見通しを提示したバリュエンスHDが急騰した。
一方、キーエンスやダイキンなど値がさの一角が軟調。ナスダックの大幅安を受けて、エムスリーやメルカリなどグロース株の下げが大きかった。原油価格が大幅安となったことから、INPEXのほか、商社の三井物産、伊藤忠が大幅安。SHIFTは今期の大幅増益計画が好感されず、商いを伴って4%近い下落となった。決算失望銘柄にはたたき売られているものも多く、今期も営業赤字継続見込みの出前館は一時ストップ安となるなど急落。1Qの実績からは2Qの着地が物足りなく映ったリックソフトがストップ安まで売り込まれた。
日経平均は大幅安。良かった点を挙げれば、場中の売り圧力がそれほど強くなかった。悪かった点を挙げれば、早い時間に下げ止まったのに全く戻しそうな雰囲気がなかった。米国株が下げ止まったのかどうかはっきりしないうちは、日経平均はきょうのように場中は方向感が定まらない日が多くなるかもしれない。また、そういった環境では、値動きのあるものに短期資金が集中することで、個別の値幅が大きくなりやすい。騰落率ランキングを見ると、上げている方も下げている方も、「この材料でここまで動く?」というものが多い。きょうは日経平均が大幅安となった一方で、マザーズ指数は小幅安にとどまり、終盤にはプラス圏に浮上する場面もあった。目先は軽そうな銘柄が幕間つなぎ的に物色されることになりそうだ。