東京外国為替市場概況・12時 ドル円、やや上値が重い

 25日の東京外国為替市場でドル円はやや上値が重かった。12時時点では148.89円とニューヨーク市場の終値(148.91円)と比べて2銭程度のドル安水準だった。5・10日(ゴトー日)の仲値が終了すると動意が薄まった。149.06円を戻りの高値に148.90円台を中心に上下。政府・日銀による為替介入への警戒感が残るなかで様子見ムードが広がっているもよう。

 ユーロドルは伸び悩み。12時時点では0.9884ドルとニューヨーク市場の終値(0.9874ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。10時過ぎに昨日高値に並ぶ0.9899ドルまで買われたところで上昇一服。中国人民銀行が人民元取引の基準値となる「中間値」を発表後、オフショア人民元(CNH)が対ドルで売られたことにつれて一時0.9880ドル割れまで売り押された。その後の戻りも0.9890ドル台で限られた。

 ユーロ円は弱含み。12時時点では147.17円とニューヨーク市場の終値(147.11円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。10時過ぎに147.41円まで日通し高値を更新するも、ユーロドルの売り戻しにつれて上値を切り下げた。その後は下げ渋る場面もあったが、香港・中国株の弱さを眺めて147.15円付近まで水準を下げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.60円 - 149.10円
ユーロドル:0.9870ドル - 0.9899ドル
ユーロ円:146.94円 - 147.41円


(小針)
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