欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、底堅さ維持

 24日の欧州外国為替市場でドル円は底堅い動きを維持。20時時点では149.37円と17時時点(149.26円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。米金利水準は十分に回復しきれていないがドルは底堅い。本邦政府・日銀によるドル売り・円買い介入で動きが抑えられている分があるとの見方もあるようで、ドル円は一時149.46円前後と、アジア早朝の下振れによる値幅を大方取り戻す動きになった。

 ユーロドルは重い動きが続いた。20時時点では0.9822ドルと17時時点(0.9834ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。欧州の各PMIのさえない動きや、対円でのドル買い戻しが重し。ユーロドルは0.9807ドル、ポンドドルは一時1.13ドル割れまでじり安。ちなみに、英保守党選で、スナク元財務相の支持が保守党議員の半数超えとなったことが報じられた。豪ドル/ドルも0.6272ドル、NZドル/ドルは0.5670ドルまでドル買い・オセアニア通貨売りが進んだ。

 ユーロ円は戻りが鈍い。20時時点では146.72円と、17時時点(146.79円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の円安推移は一定の歯止めになっていたようだが、対ドルでのユーロの重さもあって、ユーロ円は重く推移。円相場が主導となりやすいアジアタイムまでの底堅さにやや変化が生じてきたもよう。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.56円 - 149.71円
ユーロドル:0.9807ドル - 0.9899ドル
ユーロ円:143.80円 - 147.39円

(関口)
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