東京外国為替市場概況・10時 ドル円、下値堅い

 26日の東京外国為替市場でドル円は下値が堅い。10時時点では148.13円とニューヨーク市場の終値(147.93円)と比べて20銭程度のドル高水準だった。時間外の米10年債利回りが4.07%台まで低下した場面では147.89円まで下落したものの、その後は次第に下値を切り上げる展開に。米10年債利回りが4.10%台まで低下幅を縮小すると、仲値にかけて148.20円台まで切り返した。

 ユーロドルは弱含み。10時時点では0.9947ドルとニューヨーク市場の終値(0.9966ドル)と比べて0.0019ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の低下幅縮小に伴うドル買いの流れに沿って、一時0.9944ドルまで弱含んだ。

 豪ドルは上値が重い。7-9月期豪消費者物価指数(CPI)は前期比・前年同期比でともに市場予想を上回る結果となり、発表後は豪ドル買いの反応が見られた。豪ドル米ドルは一時0.6402米ドルまで上昇。もっとも、市場では全般に米ドル買いが強まったため、一巡後は0.6373米ドルまで押し戻された。

 ユーロ円は10時時点では147.34円とニューヨーク市場の終値(147.41円)と比べて7銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの下落につれて一時147.34円まで下げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.89円 - 148.36円
ユーロドル:0.9944ドル - 0.9968ドル
ユーロ円:147.34円 - 147.72円

(岩間)
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