ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、下値堅い

 15日のニューヨーク外国為替市場でドル円は下値が堅い。24時時点では139.14円と22時時点(139.24円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。10月米卸売物価指数(PPI)が前月比0.2%/前年同月比8.0%と予想の前月比0.4%/前年同月比8.3%を下回り、食品とエネルギーを除くコア指数が前月比横ばい/前年同月比6.7%と予想の前月比0.3%/前年同月比7.2%より弱い数字となったことが分かると全般ドル売りが先行。22時30分過ぎに一時137.68円と8月29日以来の安値を付けた。
 ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。米長期金利が低下幅を縮めたことなどが相場を下支えして、139.53円付近まで持ち直した。

 ユーロドルは上値が重い。24時時点では1.0401ドルと22時時点(1.0408ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ安水準だった。予想を下回る米PPIをきっかけにドル売りが先行すると一時1.0479ドルと7月1日以来の高値を付けたものの、すぐに失速した。米長期金利の動向につれた。

 ユーロ円は24時時点では144.72円と22時時点(144.93円)と比べて21銭程度のユーロ安水準だった。22時30分過ぎに一時144.21円と日通し安値を付けたものの、24時前には144.95円付近まで下げ渋った。ドル円につれた動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.68円 - 140.62円
ユーロドル:1.0312ドル - 1.0479ドル
ユーロ円:144.21円 - 145.36円


(中村)
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