17日香港株=軟調か、世界的な景気減速や中国のコロナ感染急拡大を懸念

 17日の香港市場は軟調か。ハンセン指数は前日に4日ぶりに反落したものの、依然として約2カ月ぶり高値圏で推移しているだけに、足元で急上昇した銘柄を中心に利益確定売りが出やすい。米利上げペース減速期待や、中国政府への政策期待が引き続き相場を下支える一方、世界的景気減速懸念、中国での新型コロナウイルスの感染急拡大が防疫規制の緩和に向けた政策調整に悪影響を及ぼす警戒感が重荷になりそうだ。

 16日のNYに市場でダウ平均は小反落。小売り大手ターゲットの予想を下回る決算や弱い見通しを受けて、消費減速の懸念が強まった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は反落した。9日の香港株の米国預託証券(ADR)は、前日大引け後に7-9月期決算を発表したテンセント(00700)が香港終値を上回った半面、HSBC(00005)や中国建設銀行(00939)、JDドットコム(09618)、百度(09888)、アリババ集団(09988)などが香港終値を下回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を約130ポイント下回って寄り付くことになる。
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