東京外国為替市場概況・15時 ドル円、下げ渋り

 22日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。15時時点では141.84円と12時時点(141.69円)と比べて15銭程度のドル高水準だった。午前中に米系短期筋の利食い売りで141.64円まで売られた反動で一時141.97円前後まで反発し、その後も下げ渋った。

 ユーロドルは小幅安。15時時点では1.0253ドルと12時時点(1.0264ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。28日の大きめのNYカットオプション1.0250ドルのマグネット効果で、上下の値動きが抑制される展開となるなか、ドル円が下げ渋ったことで小幅に売りが優勢となった。
 なお、ホルツマン・オーストリア中銀総裁は、「コアインフレが低下しつつある兆候は見られない」と述べたが、市場の反応は限られた。

 ユーロ円は小動き。15時時点では145.43円と12時時点(145.44円)と比べて1銭程度のユーロ安水準だった。一時145.34円まで下値を広げたものの、ユーロドルが小幅に売られ、ドル円が下げ渋ったことで、方向感なく小動きに終始した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:141.64円 - 142.24円
ユーロドル:1.0240ドル - 1.0268ドル
ユーロ円:145.34円 - 145.71円

(山下)
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