6日香港株=軟調か、米株安や利益確定売りで
6日の香港市場は軟調か。5日のNY株式相場は下落。米11月ISM非製造業総合指数(PMI)が前月分や市場予想を上回る強い結果となったことで、米連邦準備理事会(FRB)による利上げの長期化が改めて意識された。12月米連邦公開市場委員会(FOMC)では利上げ幅が0.50%と、これまでの4会合連続での0.75%の利上げから利上げ幅の縮小が見込まれているものの、利上げの最終到達地点(ターミナルレート)の見通しが高まった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、テンセント(00700)やアリババ集団(09988)、JDドットコム(09618)、AIAグループ(01299)などが香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を300ポイント超下回って寄り付くことになる。
また、ハンセン指数は前日に4.51%高と大幅反発し、終値で9月1日以来ほぼ3カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが広がる可能性もある。
一方、中国では北京や上海で地下鉄や路線バスの利用者にPCR検査の陰性証明の提示を求めないようにするなど、当局が行動制限を一部緩和している。早ければ7日にも10項目の緩和措置が発表されるとの報道もあり、経済活動の活性化に対する期待が相場の支えとなりそうだ。
(小針)
また、ハンセン指数は前日に4.51%高と大幅反発し、終値で9月1日以来ほぼ3カ月ぶりの高値を付けた後とあって、利益確定の売りが広がる可能性もある。
一方、中国では北京や上海で地下鉄や路線バスの利用者にPCR検査の陰性証明の提示を求めないようにするなど、当局が行動制限を一部緩和している。早ければ7日にも10項目の緩和措置が発表されるとの報道もあり、経済活動の活性化に対する期待が相場の支えとなりそうだ。
(小針)