NY為替見通し=ドル買いの継続性を注視、ECB見解などに注目

 NYタイムは、欧州入り以降に進んだドル買いの継続性を注視する展開となる。昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)における利上げ幅縮小を材料としてこなした後は、ターミナルレートの引き上げや、今後の上方修正の可能性もあってドル買い戻しが進んでいる。

 加えて欧州中央銀行(ECB)ほか他国・地域中央銀行の政策スタンスを踏まえた上で、米金融政策の相対的な強弱を推し量り、ドル相場の方向性を探ることになる。これまで「インフレはピークに近い可能性が高いと確信」「インフレ率は来年に6-7%へと低下するだろう」などの発言が聞かれたラガルドECB総裁が記者会見でハト派な姿勢を示せば、ユーロや他通貨に対してドルが強含みやすいだろう。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、13日高値137.97円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、135.47円前後で上昇中の200日移動平均線付近。

(関口)
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