ロンドン為替見通し=英休場で動き鈍そう、米注目指標を待つムードも

 ロンドンタイムは、総じて動意が鈍いか。英休場に加え、米債券市場もクリスマス絡みの週末を前に短縮取引。欧米デスクの市場参加者の乏しさが動きを停滞させそうだ。

 取引が薄いなか、多少まとまったフローが出たり、目先のストップをつけにいったりする動きで相応に振れる場面はあるかもしれない。しかし、こうした流れに乗ろうとしても、高値を掴んでしまったり、安値を売り込んでしまったりしがち。目先の動きに翻弄されないようにしたい。

 NYタイム序盤に米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として重視する個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)や、予想や前回の結果から上下へ振れることも多い耐久財受注額など、注目度の高い米経済指標の発表が控えていることも、NYオープン前の欧州タイムの動きを滞らせそうだ。


想定レンジ上限
・ユーロドル:ピボット・レジスタンス2・1.0695ドルも付近に位置する節目1.0700ドル。

想定レンジ下限
・ユーロドル:12日安値1.0506ドル。

(関口)
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